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Đọc hiểu N2
1
1
現代は、(1) 時間がどんどん加速されているとも言われます。何事にも「早く、早く」とせかされ(注1)、時間と競争するかのように忙しさに追われていることを、大人たちはこういう言い方をしているのです。いつも同じ速さで時間が流れているはずなのに、時間の間隔が短くなったような気分で追い立てられて(注2)いるためでしょう。それをエンデ(注3)は『モモ』という作品の中で「時間どろぼう」と呼びました。ゆっくり花を見たり音楽を楽しんだりする、そんなゆったりした時間が盗まれていく、という話でした。(2)いつも何かしていないと気が落ち着かない、現代人はそんなふうになっています。
その一つの原因は、世の中が便利になり、能率的になって、より早く仕事を仕上げることがより優れていると評価されるようになっているためと思われます。競争が激しくなって、人より早くしなければ負けてしまうという恐れを心に抱くようになったためでしょう。「時間は金なり」となってしまったのです。
しかし、それでは心が貧しくなってしまいそうです。何も考えずにひたすら決められたことをしていて人生が楽しいはずがありません。ゆっくり歩むからこそ、道ばたに咲く花に気づいたり、きれいな夕日を楽しむ気分になれるのです。私たちは、時間を取り返し、もっとゆったりした時間を生きる必要がありそうですね。
(池内了『時間とは何か』による)
(注1) せかされる:急がされる
(注2) 追い立てられる:ここでは、何かをしないではいられない気持ちにさせられる
(注3) エンデ:ドイツの児童文学者
1. 時間がどんどん加速されているとはどういうことか。
1 しなければならないことが多くて時間が短く感じられる。
2 何かに夢中になっていると一日の時間が短く感じられる。
3 作業能率が上がって一日の仕事の時間が短くなっている。
4 技術の進歩によって仕事にかかる時間が短くなっている。
2. いつも何かしていないと気が落ち着かない原因を筆者はどう考えているか。
1 何もしないと心が貧しくなってしまうと感じること
2 早く何かを仕上げないと他の人に勝てないと思うこと
3 失った時間を取り戻さないと競争に負けてしまうと思うこと
4 奪われた時間を取り戻さないと人生を楽しめないと感じること
3. 筆者は、時間の使い方についてどのように考えているか。
1 時間は貴重なので、休むときにも能率的に過ごしたほうがよい。
2 忙しい中にも、のんびり過ごす時間をできるだけ持ったほうがよい。
3 人生を楽しむためには、ひたすらゆっくり時間を過ごしたほうがよい。
4 人との競争に勝つためには、時間をもっと有効に使うようにしたほうがよい。
2
“練習のための練習”が行われているというチームがたくさんあります。練習は本番(ほんばん)の試合のために存在すべきものです。本番で最高の実力を発揮(はっき)させるためにすることを、練習と呼びます。すなわち、休養することが試合にとって、今、最もするべきことだとすれば、休養こそ勝つための練習といえるときがあるのです。休養はサボることではなく、時として練習なのです。
筆者は、試合で実力を出すために何が大事だと述べているか。
1 “練習のための練習”をすること
2 練習でも最高の力を出すこと
3 必要であれば休養を取ること
4 試合の前に休養を取ること
3
会社勤めの生活は楽だった。
楽しくはないが、楽だった。
ずっと一人で生きてきた後で、集団に入ってみると、その居心地(いごこち)の良さ、安楽さに驚くのである。一人の時は、朝目覚めて寝るまで「何をすべきか」という判断、決定を自分でしなければならない。つまり、それを「自由」というのだが、実力のない者には自由は重すぎる。一日中、選択(せんたく)と決断をし、その結果を自分一人でひき受けねばならない。
筆者によると、なぜ会社勤めが楽だったのか。
1 実力があれば、自由にできる部分もあるから
2 周囲の協力が得られれば、時間を自由に使えるから
3 自分の能力に適した仕事が与えられ無理がないから
4 自分一人で決めることも責任を取ることもしなくてすむから
解答
12234
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Đọc hiểu N2
2
1
これはビジネス文書に限ったことではないのだが、何であれ文書を書いていると、少しばかり緊張感を覚えるものだ。書きながら、頭の中でこんなことを考えている。
この書き方でいいのかな。
これ、ひどく下手な書き方じゃないだろうか。
これでわかるかな。
そういう気がしきりに(注1)して、ちょっとしたプレッシャーになっている。だからこそ、文章を書くのは苦手だ、と思っている人もいるのじゃないだろうか。
しかし、その逆もまた真である。文章を書く面白さとは、そういうプレッシャーを感じながら、なんとか諸問題をクリアして、一応のものを書き上げることにあるのだ。
テレビゲームが楽しいのと同じ理屈(りくつ)(注2)である。あれは、攻略(こうりゃく)する(注3)のが簡単ではない様々な障害をかわしながら(注4)、次々に問題を解決していって、なんとかクリアしていくところが面白いのである。むずかしいからこそ、うまくやったときに楽しいのだ。
文章を書くのも、(1)そういうことである。これでいいのかな、と一抹いちまつの(注5)不安を抱えながら、なんとか書いていくってことを楽しまなければならない。
別の言い方にすると、文章というものは、書く人に対して、うまく書いてくれ、と要求してくるのである。なぜなら、文章とは人と人とのコミュニケーションの道具だからだ。この例外は、自分だけにわかればいいメモと、絶対に他人に見せない日記だけである。
それ以外の文章は、必ず、書く人間のほかに、(2)読む人間がいて完成されるのだ。そして、書いた人の伝えたかったことが、読んだ人にちゃんとわかってこそ、文章は役をはたしたことになる。
(清水義範『スラスラ書ける!ビジネス文書』による)
(注1) しきりに:何度も
(注2) 理屈:ここでは、考え方
(注3) 攻略(こうりゃく)する:うまく解決する
(注4)かわしながら:避けながら
(注5) 一抹の:ほんの少しの
1. 筆者は、文章を書くときに何がプレッシャーになっていると述べているか。1 このまま最後まで書き上げられるか不安だという気持ち
2 読む人が期待する書き方をしているかという気持ち
3 自分は字を書くのが下手だから嫌だという気持ち
4 書きたいことがうまく書けているかという気持ち
2. (1)そういうことであるとはどういうことか。
1 様々な障害をクリアしていくことがむずかしい。
2 プレッシャーを忘れ、いろいろ考えるのが楽しい。
3 苦労して問題を片付け、課題を仕上げるのが楽しい。
4 不安を抱えたままでは問題を解決するのがむずかしい。
3. (2)読む人間がいて完成されるとはどういうことか。
1 文章の価値を決めるのは読み手の存在だ。
2 文章が成立するには読み手の存在が必要だ。
3 文章は人に読まれることでよりよいものになる。
4 文章は読み手の要求にこたえることでできあがる
2
大手ハンバーガー店が今月16日から30日まで、新商品がまずかったら全額返金するというキャンペーン(注)を実施する。通信販売などでは、注文した商品が気に入らなければその代金を客に返金するという保証制度は一般的だが、ハンバーガー店のような外食産業では非常に珍(めずら)しい試みだ。味への自信を示すことが目的で、全国で一斉に行われる。返金は当日限りで、期間中1人1回のみ、それから商品を半分以上食べていないことが条件だ。
(注)キャンペーン:ここでは、販売方法
4. 大手ハンバーガー店が今月16日から実施するのは次のどれか。
1 新商品がまずければいつでも全額返金する。
2 どの商品でもまずければ条件つきで全額返金する。
3 新商品の味が気に入らなければ条件つきで全額返金する。
4 どの商品でも味が気に入らなければ1回だけ全額返金する。
3
森はいつも独特な香りに包まれ、さわやかに感じられるが、それはある物質の効果によるものだ。その物質は、木々が動けない体を守るために自ら作り出すもので、木につく虫や細菌(さいきん)(注)の増加を防いだり、落ち葉や枯れ木(かれき)が腐(くさ)ったときなどに生じる嫌なにおいを消したりする働きを持っている。さらにその物質には、人間の神経を安定させる効果もあるという。私たちが森林に入るとリラックスした気分になるのは、このためだ。
(注)細菌(さいきん):非常に小さくて目に見えない生物
5. ある物質の働きについて、この文章からわかることは何か。
1 人間の持つ嫌なにおいを防ぐ。
2 人々の気持ちを落ち着かせる。
3 落ち葉や枯れ木を腐りにくくする。
4 木々がもともと持っているにおいを消す。
解答
23432
Lần sửa cuối bởi sangankhoai, ngày 27-11-2017 lúc 11:36 AM.
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Đọc hiểu N2
3
つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
以下は、雑誌のコラムである。
日本の家の寿命
もし家を建てるなら、どんな家がいいですか。もちろん長く住める家がいいですよね。日本で町を見渡してみると、頑丈そうな建物が並んでいます。ところが、ある調査によると日本の家の平均寿命は、英国77年、米国55年に比べて短く30
年ほどだそうです。「1」結果になったのでしょうか。
原因の一つに、戦後の日本の特殊な住宅事情があるようです。第二次世界大戦後、日本では、家不足が深刻だったため、質より量を優先させて家が作られました。しかし、経済が成長して生活に余裕が生まれると、人々はより質の高い家を求めるようになります。そこで、それまでの家は次々に「2」そうです。その結果、町には、今のような頑丈そうな質の高い住宅が立ち並ぶことになったのです。
また、日本人の住宅観も原因として「3」。日本には、家はそこに住む家族に合わせて建てるという考え方があります。たとえば、将来子供が生まれ家族が増えることを考えて建てた家も、子供が成人して独立してしまうと、夫婦二人だけの生活には合わなくなります。そのため、年をとった夫婦ためには住むのに適した家へと建て替えるのです。そんなふうに家族の形が変わったとき、今まで住んでいた家を建て替えることも少なくないそうです。
「4」、日本では家を建て替えることが多いために、家の平均寿命が短いという調査結果になったのだと思います。平均寿命30 年というのは、30
年で壊れてしまうという意味ではないのです。もし皆さんが、自分のために、家族のために、日本で家を建てるなら……どんな「5」。
1. 「1」には何を入れますか。
1 なぜこのような
2 なぜあのような
3 果してどのような
4 はたしてそのような
2. 「2」には何を入れますか。
1 建て替えていく
2 建て替えさせていた
3 建て替えさせられている
4 建て替えられていった
3. 「3」 には何を入れますか。
1 思われます
2 わかります
3 考えられます
4 調べられます
4. 「4」 には何を入れますか。
1 ところで
2 つまり
3 なぜなら
4 もちろん
5. 「5」 には何を入れますか。
1 家を建てたのですか
2 家に住めたのですか
3 家を建てますか
4 家に住めますか
解答
14123
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Đọc hiểu N2
4
1
次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
以下は、留学生の作文である。
日本の「大人」
商品名や商品の説明などで「大人の旅」「大人のパスタ」「大人のピアノ教室」といった表現をよく目にする。「大人」とあるが、成人用ではなく年齢制限はない。とすると、こうした表現で使われている「大人」とは「…1…」を指しているのだろうか。気になって調べてみた。
ある旅行会社は、「大人の旅」を企画している。これは、高級な旅館に泊まったり、時間をかけて旅行したり「…2…」。わたしはずっと、旅行会社が企画するのは低価格で短時間に多くの観光地に行く忙しい旅行というイメージを持っていたが、「大人の旅」は違っていた。
また、先日読んだ記事によると、「大人のポスタ」というのは、素材にこだわった商品らしい。値段があれば価格はあまり気にしないという人を対象として開発された。だから、良い素材を使うことによって多少価格が高くなっても「…3…」。
駅にはられていた「大人のピアノ教室」のポスターで募集していた生徒は、昔習っていたピアノをまた習いたいという人や、仕事や家事以外に何か趣味を見つけたいという人だった。
「…4…」、経済的、時間的、精神的に余裕がある人が「大人」なのだろう。わたしは、旅行はお金をかけないで行きたいし、食事は質より量だ。勉強とアルバイトで精いっぱいだから、何かを習う余裕も無い。「大人」の価値観がわからないわたしは、まだ「大人」ではなさそうだ。「大人」の商品の価値がわかるようになったら、「大人」に「…5…」。
1. 「…1…」に入る最も適当なものはどれか。
1 ここまで
2 そういう大人
3 どのような人
4 それ以下
2. 「…2…」に入る最も適当なものはどれか。
1 するものだ
2 するつもりだ
3 するほうだ
4 するべきだ
3. 「…3…」に入る最も適当なものはどれか。
1 問題ないかどうかだ
2 問題ないということだ
3 問題ないとするだろうか
4 問題ないのだと思っていた
4. 「…4…」に入る最も適当なものはどれか。
1 しかも
2 ただし
3 要するに
4 それどころか
5. 「…5…」に入る最も適当なものはどれか。
1 なれるはずだった
2 なりたくなってきた
3 なるわけではない
4 なれるのかもしれない
2
次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
「日本語能力試験を受けることに決めた以上「…1…」。」と、ほとんどの受験生はそう思っているに違いありません。しかし、「夢を見る」だけでは足りません。どのようにその夢を実現するかをしっかり考えなければなりません。
法律リストを丸暗記する「…2…」、理解した上で、できるだけ多くの練習問題をしつつ、実生活に使ってみるというのは、いい学習方法の一つです。
試験のための学習ではなく、応用のための学習ということを頭にいれて「…3…」。学習能力と応用能力の上達を目標として心がけましょう。
「新日本語能力試験」への関心の高まりにこたえ、受験者と受験希望者に便宜を図るために、この「新日本語能力試験2級文法」-練習編を編集し、出版「…4…」。
新日本語能力試験2級は「言語知識」(文字・語彙、文法、読解)と「聴解」の二つのセクションに分けられています。どれも重要だと思っておりますが、学習者達は自分の弱点を十分に認識した「…5…」、どれも疎かにしないように、勉強を集めていってほしいです。最後に皆様のご成功を心より祈っております。
1. 「…1…」に入る最も適当なものはどれか。
1 受けたい
2 受かりたい
3 受けがたい
4 受かりがたい
2. 「…2…」に入る最も適当なものはどれか。
1 というより
2 というので
3 というのに
4 というものの
3. 「…3…」に入る最も適当なものはどれか。
1 ばかりはいられません
2 でもやりかねません
3 考えざるをえません
4 進めてほしいです
4. 「…4…」に入る最も適当なものはどれか。
1 にほかならりませんでした
2 することになりました
3 としか言いようがなりませんでした
4 せざるをえませんでした
5. 「…5…」に入る最も適当なものはどれか。
1 うえで
2 うちに
3 もとで
4 あいだに
3
つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。
イヌの散歩をしていると、最近ではイヌも挨拶の仕方を忘れてしまったのではないかと思ってしまいます。集団行動を経験したことがあるイヌ、もしくは(注1)、飼い主からイヌらしい教育を受けて順位制(注2)を感じることができるようになったイヌは、道でほかのイヌにすれ違い近づいたときには挨拶らしいことをします。ところが、集団行動の経験もなく、家でも甘やかされて育ってイヌは。現代のヒト社会のように挨拶をしないように見えます。挨拶をするイヌが、ほかの挨拶なしのイヌに対して威嚇する(注3)ことが観察されます。ところが、この挨拶犬が子イヌと遭遇したときには、子イヌが挨拶をできなくても威嚇をしないことが多いのです。挨拶犬にとって子イヌであるというシグナルがなんなのかわかりませんが、とにかく子イヌと成犬とを区別したうえで挨拶のあるなしを判断しているようです。
イヌの挨拶行動は、生得的(注4)あるいは習得的(学習的)のどちらでしょうか?順位制にしたがった行動ができるようになったイヌでは、イヌ社会での経験がなくてもある程度の挨拶行動ができることから、生得的であるといえます。また、より儀式的な挨拶行動が円滑に(注5)実行されるためには、ほかのイヌとの集団生活があったほうがよいことから、習得的な部分もあるといえるでしょう。
(注1)もしくは:または
(注2)順位制:上下関係にもとづいてできた順序の決まり
(注
3)威嚇する:ここでは、ほえて相手を怖がるせる
(注4)生得的:生まれたときから持っている
(注5)円滑に:スムーズに、滑らかに
1. この文章によると、挨拶をしない、またはできないイヌはどれか。
1 子イヌと成犬を区別できないイヌ
2 挨拶をしない親イヌに育てられた子イヌ
3 他のイヌと一緒に生活をしたことがあるイヌ
4 イヌ社会の経験も飼い主による教育もないイヌ
2. この文章によると、どんなイヌがどんなイヌにほえて、怖がらせるか。
1 挨拶できるイヌが挨拶しない成犬に
2 挨拶できるイヌが挨拶しない子イヌに
3 挨拶できないイヌが挨拶する成犬に
4 挨拶できないイヌ挨拶する子イヌに
3. 筆者は、イヌの挨拶行動についてどのように述べているか。
1 イヌ社会での経験より飼い主の教育があったほうが、スムーズにできる。
2 イヌ社会での経験は必ずしも必要ではないが、あればスムーズにできる。
3 イヌ社会での集団生活と飼い主の教育によって初めて習得できるものだ。
4 イヌ社会での集団生活を経験することによって始めて習得できるものだ。
4
次のa とb の文章を読んで、後ろの問に対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。
a
関係の複雑さに驚いているのではないでしょうか。こんなはずではなかったと、抱いていた理想が崩(くず)れそうになることがあるかもしれません。特に、自分とは異なる価値観を持った上司や先輩(せんぱい)から無理な仕事を頼まれたときなど、強くそう感じることでしょう。時には先輩の言葉につい反発(はんぱつ)(注1)したくなることもあるでしょう。しかし、そんなときにはまず相手の考え方を受け入れてみてください。信頼関係を築くにはある程度の時間が必要であり、その後で自分の考えを述べればよいのです。それまでは自分を抑(おさ)えることも大切で、それが社会人としての訓練でもあります。
b
人間にとって心身ともに健康であることが理想的だが、新しく社会に出た若者たちは、時にはうまくいかないことに出会い、自信を失うこともあるだろう。経験から言うと、同僚(どうりょう)や先輩の温かい言葉が耳に入らなくなってしまうのは、そういう、自分に自信がなくなったときであることが多い。その結果、今まで築いてきた人間関係まで壊(こわ)してしまうことさえある。自分の周りの人たちを大切にして、助言(じょげん)(注2)を生かしていく気持ちを持つためには、まず自分のこれまでの努力を肯定的にとらえてみよう。結果が完璧(かんぺき)でなくても、「よくやった」と自分自身に言えると、他の人の言葉も素直(すなお)に聞くことができるようになる。
(注1)反発(はんぱつ)する:言い返す
(注2)助言(じょげん):アドバイス
4. A とb に共通して述べられていることは何か。
1 職場での人間関係を大事にするにはどうすればいいか。
2 職場で自分の努力を認めてもらうにはどうすればいいか。
3 社会人になって職場で自信をなくした時、どうすればいいか。
4 社会に出て周囲の人と自分の考えが違った時、どうすればいいか。
5. A とb では新社会人にどのようにアドバイスをしているか。
1 a では自分の価値観を重視することが大切だと述べ、b では自分の努力してきた姿を振り返ることが大切だと述べている。
2 a では周りの人に自分の考えを伝えることが大切だと述べ、b では相手に認めてもらうことが大切だと述べている。
3 a では相手の考えを尊重することが大切だと述べ、b では自分の努力を認めることが大切だと述べている。
4 a では相手の意見を認めることが大切だと述べ、b では周りの人の言葉を聞くことが大切だと述べている。
解答
1: 31234
2: 21421
3+4: 41234
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Đọc hiểu N2
5
次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
1
皆さんは寄付をしたことがあるだろうか。異常気象で食べる物が不足して困っている人や、地震で家を失った人のためにわずかながらもお小遣(こづか)いから寄付した経験を持つ人は多いだろう。その寄付に対する考え方に、今、新しい動きが起こっている。
ある会社では、社員食堂で低カロリーの定食を食べると代金の一部が寄付金となって途上国(とじょうこく)(注)の子供たちの食生活を支援する、というシステムを取り入れている。社員としては体調管理につながるだけでなく、人を助けることができ、会社としては社員の健康を支えながら社会貢献(こうけん)ができるので、社員にとっても会社にとっても一石二鳥というわけだ。
また、「寄付つき」の商品を販売する企業も増えている。特定の商品を買うと売り上げの一部が寄付されるというもので、他の商品と比べるとやや値段は高いが、商品を買えば、同時に寄付できるという手軽さが消費者に歓迎され、売り上げを伸ばしているという。
これまでの寄付はわざわざ募金の場所へ足を運んだり、銀行からお金を振り込んだりしなければならないものが多く、社会貢献に関心はあっても寄付をするのは面倒だと実際の行動には移さない人も少なくなかった。そこに目をつけたのが新しい寄付の形で、これまでと比べ手軽に寄付できるようになり、社会貢献がしやすくなった。さらに、企業にとっても自社のイメージの向上や売り上げの増加などメリットの多い取り組みとなっている。
このように寄付は慈善(じぜん)のためというばかりでなく、寄付をする側にもプラスになる活動としてとらえ直され始めている。
(注)途上国(とじょうこく):経済成長の途中にある国
1. 社員食堂で低カロリーの定食を食べることがどんな良い結果につながるのか。
1 社員の健康が守られ、社会の役に立つことにもなる。
2 社員に定食代の一部が返金され、寄付をする余裕ができる。
3 会社で寄付が日常のことになり、食生活に対する意識も高まる。
4 会社は社会の役に立つことができ、食堂の経費の節約にもなる。
2. この文章では、これまでの寄付にはどのような問題があったと述べているか。
1 寄付をする方法があまり知られていない。
2 寄付をすることが社会的に評価されにくい。
3 寄付をするのに手間がかかるシステムである。
4 寄付をするためには経済的に余裕がなければならない。
3. この文章における新しい寄付とはどういうものか。
1 企業が社員や消費者の意思にかかわりなく積極的に行うもの
2 企業が慈善(じぜん)事業のためではなく利益(りえき)を上げるために行うもの
3 社員や消費者が手軽に寄付ができて企業側にも利点があるもの
4 社員や消費者が気がつかないうちに社会貢献に参加できるもの
2
写真家の北井一夫さんから教えてもらったことでもあるのだが、僕は写真は50.50
の表現物だと思っている。カメラを間に置いた向こう側とぼくとの表現性が、フィフティ.フィフティ(注1)の割合で成り立っている。つまり100
パーセント僕の表現だと恐れ多くていえないのだ。向こう側が表現しているものをカメラでサッと横取りして(注2)いるにすぎないでも一方で、その表現だと認めてカメラを向ける僕がいるからこそ、向こう側の表現が生かされて像に結実する(注3)わけだ。
注1:フィフティ.フィフティ:50 対50、半分ずつ
注2:横取りして:奪う
注3:~~に結実する:~~として完成する
4. 筆者は写真をどのようにとらえているか
1 写真家が写される側に刺激されて表現したもの
2 写真家が主体的に対象を選んで表現したもの
3 写真家が対象を偶然にとらえて表現したもの
4 写真家が写される側と共に表現したもの
3
以下は、ある会社が新商品の発表会で来場者に渡した案内である。
ご案内
本日は東西インテリア新作べッド発表会にご来場くださり、まことにありがとうございます。
商品購入(こうにゅう)(注1)をご希望のお客様は、受付でお渡ししたご来場者カードに商品番号をご記入いただき、販売スタッフにお渡しください。販売スタッフがお届け先やご希望日をお伺いし、その後、お会計となります。なお、その際に会員証を提示(ていじ)(注2)されますと5%割引とさせていただきます。
何かご不明な点がございましたら、お気軽に販売スタッフにお声をおかけください。
(注1)購入(こうにゅう):買うこと
(注2)提示(ていじ)する:見せる
5. 商品を買いたい場合はどうすればいいか。
1 来場者カードに商品番号と届け先および希望日を記入して販売スタッフに渡した後、代金を支払う。
2 来場者カードに商品番号と配達希望日を記入して販売スタッフに渡し、商品が自宅に届いたときに代金を支払う。
3 商品番号と希望日などを書いた来場者カードを販売スタッフに渡し、商品を届けてもらった後で代金を支払う。
4 商品番号を書いた来場者カードを販売スタッフに渡して配達日などを確認した後、代金を支払う。
解答
13344
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Đọc hiểu N2
6
次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
人間の行動には、多くの場合、相手がある。パートナーがある。たとえけんかの相手であっても、相手があると言うことを、ないよりどれだけうれしい「…1…」分からない。相手があればこそ人生には救いがある。(中略)
宇宙飛行士の訓練に当って、アメリカでは、ずいぶん「孤独実験」と言うのを繰り返したそうだ。世界から遮断された宇宙船カプセルの模型に飛行士を一人入れて、二日、三日と、孤立状態を続けてみる。「…2…」、最初のうちは元気な人間が、段々活気を失ってくる、寂しさや不安を生み、人によっては、幻覚に悩まされたりする。
一人旅というのは、短期間なら、気兼ねも要らず、ロマンチックなところもあって、大いに結構だけれども長期にわたって、一人というのは、やり切れない。「…3…」相手がほしい。柳田国男の美しい言葉を拝借すれば「伴いを募る心¥」という心理が、人間には付きまとうのである。
一人で食事をする、というのも、たまにはいいけれど、いつも一人というのは、たまらない。わたしは、外国での一人暮らしという経験が何回かあるけれど、朝、昼、晩と一日三回、一人だけで食事する日が何日も続くと、食欲がぐんと低下することを自ら発見した。(中略)「…4…」、わたしは夕飯は必ず友人を誘うことにした。そうすることによって、体と心の健康を維持することができた。
そして、そういう経験の中で、わたしは初めて、主婦のノイローゼ症状というものが分かった。とにかく、朝のうちに、夫と子供を送り出し、それから、夕方まで一人で狭い部屋の中に閉じこもっているのだから、あえて宇宙飛行士なみとは言わないまでも、相当な孤独実験に主婦たちは自らを投入しているのである。主婦の昼飯というものが、一般的に言って、極めて簡単であって、たとえばお茶漬け、ラーメン、あるいはトースト一枚、といったものであるのは周知の事実だが、これは必ずしも主婦の倹約精神による「…5…」。
要するに、人間は人間を相手にする時人間として健康なのである。食事も仕事も、相手あってこそ張り合いがあるのだ。
1. 「…1…」に入る最も適当なものはどれか。- ものだ
- ものか
- ことだ
- ことか
2. 「…2…」に入る最も適当なものはどれか。- なぜ
- 決して
- すると
- そして
3. 「…3…」に入る最も適当なものはどれか。- しかし
- ところで
- まだ
- どうしても
4. 「…4…」に入る最も適当なものはどれか。- ところで
- だから
- にともなって
- だからといって
5. 「…5…」に入る最も適当なものはどれか。- ことはない
- ものがある
- ものではない
- ことだから
次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
1
「きみに10億円やるから、好きなように使ってみなさい」
そう言われたら、実は困ってしまう人がけっこう多いんじゃないだろうか。
家を買って、車を買って、海外旅行して…。そんなみみっちいことを考えていたら、10億円は使いきれない。個人が10億円使うというのは、実は大変なことである。
「10億円あったら…」といつも考えながら、夢を描いてみたらどうだろう。
といっても、10億円を手にするなど想像したこともないから、最初はリアリティーを感じないだろう。しかし、しかし、じっと考えていると、心の奥底にしまっていた「本当にやりたいことが見えてくるはずだ。」それがあなたの夢である。
「いくら夢を描いたところで、実際には10億円も稼げないんだから仕方ない」
あなたは、そう考えるだろうか。それは違う。たしかに10億円稼ぐのは不可能かもしれない。しかし、「10億円の夢を描けば、10億円を手にすることは可能なのだ。」
それは、あなたの夢に賛同する人があらわれるからだ。夢に向かっていくあなたの真摯な姿勢にに賛同して「お金を出そう」と言い出す人もいるかもしれない。「一緒にやろう」と協力を申し出る人もいるかもしれない。夢とは、そのぐらい価値があり、人を動かすことができるものなのだ。
大切なのは、10億円を稼ぐ人間になることではなく、10億円分の夢を描くこと。そしてその大きい夢に見合うだけの大きい人間になっておくことである。
1. 「本当にやりたいことが見えてくるはず」とあるが、どうすれば見えてくるか。
- 10億円よりも想像しやうい金額から夢を考え始める。
- 10億円を使い切るには、どうすればいいかを考える。
- 10億円あれば実現できることを常に考える。
- 10億円を稼いだ自分の姿を想像し続ける。
2. 「10億円の夢を描けば、10億円を手にすることは可能なのだ」とあるが、なぜか。
10億円の稼ぎ方を教えてくれる人があらわれるかもしれないから。
10億円を稼ぐための具体的な行動を起こせるかもしれないから。
夢を実現するうえで、誰が必要かわかるようになるかもしれないから。
夢の実現を助けてくれる人があらわれるかもしれないから。
3. この文章で筆者が言いたいことは何か。
大きい夢を描いて、その夢にふさわしい人間になることが大切だ。
大きい夢を描いて、努力によてその夢を実現することが大切だ。
大きい人間になることで、大きい夢を描くことができるようになる。
大きい人間になれるかどうかは、大きい夢が描けるかどうかで決まる。
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秋中市役所 企画課
秋中市では、市民の皆様のご協力のもと、住みよい町づくりに力を入れてまいりました。昨年度は中央公園の整備を行い、皆様より高い評価をいただきました。
来年度は秋中駅前の広場づくりに取り込む予定ですが、市民の皆様からご意見やご提案を広く伺い、計画に反映させたいと考えております。つきましては、別紙のアンケートにお答えいただき、同封の返信用封筒に入れて、7月末日までにご返送くださいますようお願い申し上げます。
なお、町づくり事業の詳細は市役所ホームページでご覧になれます。
4. この文章によると、市役所は何を知るためにアンケートをしようとしているか。- 町づくり事業のホームページに対する市民の意見
- 町づくり事業に対する市民の評価
- 広場づくりに対する市民の意見
- 広場づくりに対する市民の評価
3
以下は、保護者に向けて書かれた文章である。
最初に知っておきたいのは、保護者が嫌いなものは、子供も好きになれないということです。普段から「まずい、嫌い」と聞かされているものを美味しいと思えないのは当然です。また、嫌がるものを無理に食べさせても、いやな思い出が残るばかりで、よい結果は出ません。
それに対して、最初は苦手だった食べ物でも、周囲の大人たちが「美味しいね」と笑顔で食べている姿を見て興味が湧き、食べられるようになるkとがあります。つまり、偏食をなくすには「親子で一緒に楽しみながら」がコツなのです。
5. 筆者の考えに合うのはどれか。- 大人は子供の好き嫌いを気にしすぎないほうがよい。
- 大人の食べ物に対する態度が、子供の好き嫌いに影響する。
- 子供のころの好き嫌いは、大人になってからも変わらない。
- 子供の好き嫌いをなくすより、食事を楽しむことのほうが大切だ。
解答
43423
34132
-
Dạn dày sương gió
- Rep Power
- 52
Đọc hiểu N2
7
1 次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
人間の行動には、多くの場合、相手がある。パートナーがある。たとえけんかの相手であっても、相手があると言うことを、ないよりどれだけうれしい「…1…」分からない。相手があればこそ人生には救いがある。(中略)
宇宙飛行士の訓練に当って、アメリカでは、ずいぶん「孤独実験」と言うのを繰り返したそうだ。世界から遮断された宇宙船カプセルの模型に飛行士を一人入れて、二日、三日と、孤立状態を続けてみる。「…2…」、最初のうちは元気な人間が、段々活気を失ってくる、寂しさや不安を生み、人によっては、幻覚に悩まされたりする。
一人旅というのは、短期間なら、気兼ねも要らず、ロマンチックなところもあって、大いに結構だけれども長期にわたって、一人というのは、やり切れない。「…3…」相手がほしい。柳田国男の美しい言葉を拝借すれば「伴いを募る心¥」という心理が、人間には付きまとうのである。
一人で食事をする、というのも、たまにはいいけれど、いつも一人というのは、たまらない。わたしは、外国での一人暮らしという経験が何回かあるけれど、朝、昼、晩と一日三回、一人だけで食事する日が何日も続くと、食欲がぐんと低下することを自ら発見した。(中略)「…4…」、わたしは夕飯は必ず友人を誘うことにした。そうすることによって、体と心の健康を維持することができた。
そして、そういう経験の中で、わたしは初めて、主婦のノイローゼ症状というものが分かった。とにかく、朝のうちに、夫と子供を送り出し、それから、夕方まで一人で狭い部屋の中に閉じこもっているのだから、あえて宇宙飛行士なみとは言わないまでも、相当な孤独実験に主婦たちは自らを投入しているのである。主婦の昼飯というものが、一般的に言って、極めて簡単であって、たとえばお茶漬け、ラーメン、あるいはトースト一枚、といったものであるのは周知の事実だが、これは必ずしも主婦の倹約精神による「…5…」。
要するに、人間は人間を相手にする時人間として健康なのである。食事も仕事も、相手あってこそ張り合いがあるのだ。
1. 「…1…」に入る最も適当なものはどれか。- ものだ
- ものか
- ことだ
- ことか
2. 「…2…」に入る最も適当なものはどれか。- なぜ
- 決して
- すると
- そして
3. 「…3…」に入る最も適当なものはどれか。- しかし
- ところで
- まだ
- どうしても
4. 「…4…」に入る最も適当なものはどれか。- ところで
- だから
- にともなって
- だからといって
5. 「…5…」に入る最も適当なものはどれか。- ことはない
- ものがある
- ものではない
- ことだから
2 次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
日本人に個性がないということはよく言われていることだけれど、今世界的に、一週間、「…1…」年間にどれだけ働くか、ということについて、常識的な申し合わせが行われていることには、わたしはいつも違和感を覚えている。
わたしは毎年、身体障害者の方たちとイスラエルやイタリアなどに巡礼の旅をしているが、一昨年はシナイ山に登った。盲人も6人、ボランティアの助力を得て頂上を究めた。
普段、数10歩しか歩けない車椅子の人にも、頂上への道を少しでも歩いてもらった。障害者にとっての山頂は、決して現実の山の頂ではない。もし普段100歩しか歩けない障碍者が、頑張ってその日「…2…」、山道を200歩歩いて力尽きたら、そこ「…3…」がその人にとっての光栄ある山頂なのである。
人間が週に何時間働くべきか、ということにも、一人一人の適切な時間があると思う。労働時間を一律に決めなければならない、とするのは専門職ではない。未熟連労働に対する基準としてのみ有効である。
未熟練労働者の場合は、時間「…4…」の労働賃金をできるだけ高くし、それによって労働時間を短縮しようとして当然である。
しかし、専門職と呼ばれる仕事に従事する人は、労働報酬の時間当たりの金額など、ほとんど問題外だ。
わたしは小説家だが、小説家の仕事の専門職に属するから、一つの作品のためにどれだけ時間を「…5…」勝手である。短編をほんの2・3時間で書いてしまうこともあるし、10年、20年と資料を集め調べ続けてやっと完成するものもある。一つの作品にわたしがどれだけの時間や労力や調査費をかけようが、昼夜何時間ずつ働こうが、それはわたしがプロである以上、自由である。
1. 「…1…」に入る最も適当なものはどれか。- それなら
- あるいは
- それでも
- まさか
2. 「…2…」に入る最も適当なものはどれか。- に限り
- に加えて
- に応じて
- に通じて
3. 「…3…」に入る最も適当なものはどれか。- だけ
- さえ
- しか
- こそ
4. 「…4…」に入る最も適当なものはどれか。- につけ
- のたびに
- あたり
- によって
5. 「…5…」に入る最も適当なものはどれか。- かけてもいい
- かけようと
- かけたらいい
- かけてはいけないと
3 次の文章を読んで、「1」から「5」の中に入る最もよいものを、1・2・3・4・から一つ選びなさい。
1
以下は、ある漫画家が書いた文章である。
僕はいままで数多くの漫画やアニメで未来をイメージしてきた。未来を「想像」し、そこから作品を「創造」してきた。僕にとって想像と創造はごく近しい、混じり合ったものだと言っていいだろう。
では、イメージすること、想像することについて考えてみよう。僕は想像には二種類あると考えている。可能性が希薄でも許される「空想」と、確度の高いデータに基づいた「予測」だ。
空想は幻想的な意味での夢見る世界。予測はやがてこうなるだろうという現実の延長線上に浮かぶものだ。この二つが自分の頭の中で組み合わせられ、出来上がっていくものが僕にとっての「想像」だ。
「空想」の中には途方もないこともある。子供のときに考えていたこととなんら変わりがない、突拍子もないものも含んでいる。「夢」と言い換えてもいいだろう。しかし、夢や空想だけではどこかものたりない。そこで、現実の延長線上にある未来についての予測が必要になってくる。しかし、空想が現実からかけ離れるばかりかといえばそうではないし、予測が必ず現実を言い当たるというものでもない。どちらも、未来をイメージする=想像することのうちにあるのだ。
(中略)
僕は空想も予測も好きな少年だった。子供の頃から「想像」することが大好きだった。しかし、僕が「想像」をただの「想像」に終わらせず、作品を作るという「創造」へと結び付けてきたのはなぜだろう。僕自身はあまり意識してこなかったことだが、こうして考えてみると、やはり「何のために描くのか」という言葉が浮かび上がってくる。
「想像」するだけなら一人でしていればいい。あるいは、友人たちとのおしゃべるで十分だろう。しかし、「創造」するためには、そこに「何のために」という強い動機が必要なのだ。
僕が「想像」したことをもとに作品を「創造」することで、もしかしたら、その作品をきっかけに何かが変わるかもしれない。僕も人類の一人として、この地球がよりよい方向に進み、幸福な未来へとつながっていってほしい。
大げさなことはあまり言いたくないが、大きな目的として、「地球の未来のために」僕は作品を描いているのかもしれない。
1. 想像と予測について、筆者はどのように述べているか。
- いずれも現実の延長線上にあるものである。
- いずれも可能性の低い夢のようなものである。
- いずれも未来のイメージを構成するものである。
- いずれも未来のイメージを現実化させるものである。
2. 筆者にとって、「創造」するとはどういうことか。- 「想像」もしていなかったような作品を作ること
- 夢のような世界を「想像」しながら作品を作ること
- 「想像」したことをもとに、描く目的を持って作品を作ること
- 何のために描くのかを意識して、未来を「想像」できる作品を作ること
3. 筆者の考えに合うものはどれか。- 子供たちの夢が、幸せな未来につながっていってほしい。
- 自分の作品が、人類の幸福につながるきっかけになってほしい。
- 地球の未来のためには、自分が漫画やアニメを描き続けることが必要だ。
- 地球がよりよい方向に進むには、子供時代に想像力を育てることが必要だ。
2
事柄にもよるが、一般に、飽きる人間の方が下等で、飽きない人間の方が上等と思われている。特に、相手が書物であるような場合は、飽きることは悪いこと、と最初から相場が決まっている。しかし、人間の精神の成長は、しばしば、飽きるという形で現れることがある。飽きるというのは、今まで面白かったものが面白くなくなるということである。自分の心の歯車と噛み合わなくなるということである。
4. 飽きることについて、筆者はどのように考えているか。- 飽きることが精神の成長を示すこともある。
- 飽きやすいということは幼さの現れである。
- 人間が成長するうえでは飽きることが必要だ。
- 精神が成長を続けている間は飽きることはない。
3
マスコミで毎日のように環境問題が取り上げられているが、本当に「環境問題」と言っていいのだろうか。
地球温暖化にしろ、森林破壊にしろ、エネルギー資源の不足にしろ、これらはどれも人類によって起こされた問題である。しかし、このような問題を環境問題と呼ぶことで、人は無意識のうちにその問題から目をそらしているのではないか。むしろ「人間問題」と呼ぶことで自分の問題としてとらえることになり、未来の環境を変えることができるのではないだろうか。
5. 筆者は、なぜ環境問題を「人間問題」と呼んだほうがよいと考えているか。- 環境は人間にしか変えられないから
- 良い環境を必要としているのは人間だから
- 人間が責任を持って考えるべき問題だから
- 人間の生活に多大な影 響 を与えている問題だから
解答
43423
21432
33213
-
Dạn dày sương gió
- Rep Power
- 10
Đọc hiểu N2
1
先日、宇宙飛行士を乗せた宇宙船ソユーズが、また国際宇宙ステーション
に向けて飛び立ちました。国際宇宙ステーションは地表から約400キロ上空に
位置し、地球の周りを1周約90分というスピードで回っています。そこから青く
光る地球を見たとき、人はどんな気持ちがするのでそうか。
考えただけでもわくわくします。
ところで、この距離は地球の大きさからいってどのぐらいでしょうか。地球の
直径は、およそ12,700キロ。地表から400キロのところというのは1センチちょっと
ということになります。これでは、ほとんど地球の表面と変わりません。つまり、
国際宇宙ステーションへ宇宙旅行といっても、地球の規模から見ると、①地上と
変わらないところを回っているにほかならないのです。
このことから考えると、海や山を表現したでこぼこした地球儀がありますが、
これは全く正しくないことがわかります。地球でいちばん高いエベレスト山も
30センチの地球儀では高さはわずか0.2ミリにすぎません。つまり正しい地球儀は
②ツルツルでなければならないのです。
問1 ①地上と変わらないところを回っているにほかならないとあるが、どういう意味か。
1.ほとんど地表といっていいところを回っているだけだ
2.地球上の変化のないところを回っているだけだ
3.地球の表面を回っているわけではない
4.地面と同じ場所を回っているわけではない
問2 ②ツルツルでなければならないとはどういう意味か。
1.でこぼこしていてはおかしい
2.よく回転するようにしなければならない
3.でこぼこが逆でないとおかしい
4.きれいに磨かなければならない
語彙
・宇宙(うちゅう) the universe
・宇宙飛行士 phi hành gia
・宇宙船 tàu vũ trụ
・国際宇宙ステーション trạm vũ trụ quốc tế
・飛び立つ - bay đi; bay lên
- phấn khởi; hồi hộp; bồn chồn
・地表 mặt đất; bề mặt trái đất; bề mặt địa cầu
・上空 bầu trời; trên trời
・~に位置する (đặt) vị trí; chỗ; lập trường; địa vị
・地球 trái đất
・わくわくする hồi hộp; nóng lòng; háo hức
・距離 cự ly; khoảng cách
・直径 (toán học) đường kính
・規模: - quy mô; kích thước; độ lớn
- kiểu mẫu; khuôn mẫu; mô phạm
・でこぼこしている trào; làm tràn; phàn nàn; bộc lộ
・地球儀 quả địa cầu
・エベレスト núi Everest
・ツルツル nhẵn; láng; bóng láng
文法
・~に向けて hướng về/tới
・~にほかならない chính là; không gì ngoài
・~からみると nhìn từ; xét từ...
・~から考えると xét từ; suy nghĩ từ
・~にすぎない(=~だけだ)chỉ
解答
問1ー1
問2ー1

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